【結論:チェコは物価が比較的安くて治安がよく、街並みもかわいくてお勧めの国。欧州旅行の拠点にすると何かと便利】
前回に引き続き、
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今回も、何度も訪れたくなる国特集です(今までのチェコに関する記事のまとめとも言う)。
10年以上前のこと。
JTBの中欧周遊ツアーに申し込み、オーストリア、ハンガリー、スロバキア、チェコを訪れました。
そのときは一つの国につき2泊程度の短期滞在でした。
オーストリアとスロバキアに関しては「こんなものか( ^ω^)・・・」という感想でしたが、最後に訪れたチェコに魅了されて数年後に再訪しました。
ただ、2回目のチェコ旅行もプラハとチェスキークルムロフにしか行けなかったのでいつかまた行きたいと考えています。
今回はそんなチェコの魅力とここが物足りない…というところを箇条書きで綴ってみます。
【チェコ旅行をお勧めする理由】
①物価が安い。
西欧の首都だと1泊2万円出してやっとまともなホテルに泊まれるというレベル(;^ω^)
プラハでは2万円も出せばかなりいいホテルに泊まることができます。
プラハ城近くにあるサヴォイホテルは1泊1~2万円程度ですがとっても素敵なホテルでした。
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夏のハイシーズンのプラハ中心部でも1泊1万円以下、エアビーなら数千円できれいな部屋に泊まれるのがチェコのいいところ。
地方都市であればもっと安いです。
②街並みがきれいで清潔。
ロンドンやマドリードなどの大都市は排気ガスやゴミで汚いですが、プラハはあまりゴミが落ちておらず、清潔できれいな街です。
大戦の被害を受けておらず、中世の街並みがそのまま残っているのがロマンチック!
ゴシックやネオゴシック、アールヌーボーなど、様々な時代の建築物が混在していて、ドイツやフランスとはまた違う、独特な雰囲気の景観を見ることができます。
でもカレル橋周辺は観光客が多くて流石に汚いかな( ^ω^)・・・
③人が素朴で優しい。
チェコ人はロシア人と中国人を嫌いますが、日本人のことはどうやら好きなようです。
ホテルやお店の人に「中国人?」と聞かれたら自信を持って「日本人です」と答えましょう。
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④治安がいい。
ベルトラで申し込んだツアーで案内してくれた日本人ガイドさんが教えてくれました。
チェコでは一般市民が飼っている犬に子供が生まれたことがニュースになるそうです。
何て平和なんだ( ^ω^)・・・
ガイドブックやネットにはカレル橋周辺はスリが多いと書いてありますが、総じてチェコの治安はいいです。
⑤アンティークショップ巡りが楽しい。
ヨーロッパの骨董品と言えば安くても数万円するイメージを持つ人が多いでしょう。
しかしプラハなら数千円の品が多くあり、気軽に見て回りやすい雰囲気のお店が多いです。
プラハ市内だけでも数多くのアンティークショップがあるので時間をかけて掘り出し物を見つけるのも楽しそう。
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⑥特産品・お土産が意外にある。
チェコのお土産で日本人に好評なのがウエハース。
東欧ではどこでもありますが、チェコのは特に安くて美味しいです。
しかもイギリスやフランスの食品と違って日本ではまず手に入らないのでお土産にぴったり。
Manufakturaというコスメブランドもお手頃価格でお勧め。
ビールを使ったボディーソープなんかもあって面白いです。
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⑦高速バスや鉄道で近隣国に気軽に行ける。
チェコはドイツ、ポーランド、スロバキア、オーストリアに囲まれている小国。
ここ数年はドイツの長距離高速バスのフリックスバスが中欧を中心に勢力を広げており、数ユーロ出せば隣国や地方都市に気軽に行ける時代になりました。
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何と、チェスキークルムロフまで片道5ユーロ以下で行けてしまいます(;^ω^)
私が2014年にチェコを再訪したときはフリックスバスがここまで路線を広げていなかったから羨ましい!
ベルトラのツアーで一人1万円くらいは払いましたよ( ^ω^)・・・
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プラハからドレスデンまで片道12ユーロ以下、ウィーンまで15ユーロ以下、ブラチスラバまで10ユーロ以下で中欧を回れます。
しかもスマホが1台あれば前日でも隣国に行けてしまう便利さ。
隣国へはもちろん鉄道も通っています。
電車に揺られながら車窓を眺めるのも旅情あふれていいです。
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エアビーの安い宿をプラハに1~2週間借りて旅の拠点にし、手荷物を少なめにしてから地方都市や近隣国をいくつか訪れるなんて最高の旅です。
⑧ビール・食べ物がまあまあ美味しい。
チェコの食文化は日本人にもまあまあ合います。
ビール好きな人はチェコに行けばより旅を楽しめるはず。
何て言ったってチェコのビールは水より安いですから。1缶100円以下なんて当たり前。
カレル橋近くのいかにも観光客向けのレストランで食事をしたときは価格は日本と同じか少し安いくらいだったので、地元の人が通うようなお店だともっと安くて美味しいものを食べられるはずです(*^-^*)
しかしここ数年は物価が上がっており、観光地の物価は日本と同じくらいと考えていいと思います。
⑨地方都市に行けば温泉を楽しめる。
カルロヴィ・ヴァリなどの地方都市では温泉が湧いています。
ヨーロッパで温泉なんて素敵ですよね。
私は行ったことがないですが次にチェコに行くときは地方都市をたくさん回りたいです。
⑩40代以下は簡単な会話であれば英語を話せる。
オーストリア・ハンガリー帝国時代の名残でドイツ語も結構通じます。
共産主義崩壊後、教育に力を入れているのか、20代~30代の若い人は流暢に英語を話します。
ホテルやプラハ中心部の店員はもちろんきれいな発音で話してくれますよ。
英語を使える=いい仕事につけると理解して勉強したであろう若年層が多いです。
【チェコ旅行では物足りないかもしれないこと】
①美術館・博物館が微妙。
ヨーロッパと言えば美術館巡りですよね。
名立たる巨匠の名画がいくつもあり、名画と言えど、日本の「フェルメール展」のように行列になることはまずありません。
ミュシャが好きな人は大満足でしょうが、プラハではルネッサンス期の絵画に関してはあまり楽しむことができません。
キンスキー美術館に唯一、そこそこの画家の作品がいくつかあるだけ。
ロンドン、パリ、マドリード、アムステルダムレベルの美術館と収蔵数を期待してはいけません。
②ブランドショッピングが楽しめない。
プラダ、グッチ、ディオール、フェラガモなど、ラグジュアリーブランドのお店は一応ありますが「首都でこれ( ^ω^)・・・?」というレベルです。
ただお店の規模が小さいため、セールの売れ残りの中に掘り出し物があることが。
ハイブランドの買物にはあまり期待せず、プラハ市内に点在するショッピングモールでそこそこのブランドのお洋服や雑貨の買物を楽しむことをお勧めします。
③日本人が大好きな日系航空会社の直行便がない。
JALもANAも2019年11月現在、プラハへの直行便を飛ばしていません。
恐らく今後も就航予定はないでしょう( ^ω^)・・・
しかし仁川まで飛んでしまえばソウルからプラハへの直行便があります。
発着の時間帯もかなりいいのでソウル経由はお勧めです。
日本からであればロンドン、アムステルダム、フランクフルト、パリ辺りに飛んでから小型機への乗継になります。
しかしいずれの空港も巨大ハブ空港のため、空港内の移動が意外と大変です(;^ω^)
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そして、プラハ空港は市街地まで結構距離があってそれもちょっぴり面倒。
それならオーストリアやドイツまで飛んでそこから電車や高速バスを使って陸路でプラハを目指すというのもアリかなと思います。
④通貨がユーロじゃない。
チェコの通貨はチェココルナです。基本的には街中でユーロを使うことができません。
日本の両替店などではマイナー通貨すぎて両替することはほとんど不可能。
成田や羽田ではできると思いますが、お店の在庫が足りないことがありますのでご注意を。
欧州を周遊するのであれば、ポンドかユーロを持っておいてそこからチェココルナに両替するか、ATMでキャッシングするのがいいです。
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チェコの記事を書いていたらまた行きたくなってきた。
次はバルト三国を目指そうと思っていたのに誘惑が多すぎる。
ロンドンも行きたいし、チェコの地方都市周遊もしたい。
ああ、もう一度じっくりチェコ旅行したい( ^ω^)・・・