ヨーロッパの迷い方

海外旅行中級者のための旅行記

【実は超面倒】個人手配の海外旅行で気を付ける事とか手順とか

個人手配の海外旅行

自分で全てを予約して海外を旅行するってどうですか。

 

面倒臭そう?

楽しそう?

やり方が分からない?

 

それはこの記事を読んでから決めてください。

個人的には『面倒臭いけど楽しいから毎回やっちゃう』です😊

 

メリット

まずは個人手配でする海外旅行のメリットを挙げていきます。

 

  • 好きな航空会社の飛行機に乗れる → 貯めているマイレージの航空会社を選べる
  • 旅行会社に行かなくていい → 旅行代理店まで距離がある人は大きなメリット
  • 旅程を自由組める → 団体旅行の1~2泊✕数都市周遊は荷物の出し入れが大変
  • 出発の空港を選べる → 団体旅行だと成田か関空が殆どで地方民に優しくない
  • 飛行機の座席を選べる → 団体旅行だと自分で選べない
  • ホテルの場所を自由に選べる → 団体旅行だと郊外が多い

 

団体旅行だとJALANA、各国のフラッグキャリアくらいしか航空会社の選択肢はありません。

折角マイルを貯めているのに該当の航空会社じゃなかったら勿体ないですよね。

howtogetlostineurope.hatenablog.com

 

旅程表(旅のしおり)はこのアプリが便利です。

howtogetlostineurope.hatenablog.com

 

デメリット

ではデメリットはどうでしょう。

 

  • 便やパスポート番号などを間違えて予約したら終わり → キャンセルして取り直し
  • 旅程表がない → 自分で作るしかない
  • ESTAやK-ETAなどの電子ビザも全て自分 → 平日の仕事終わりにするのは結構億劫😅
  • Eチケットを印刷する必要がある → プリンターがない人は大変💦
  • 旅行中に問題が起こっても自分で対処
  • 女性の一人旅だと狙われる可能性が上がる

 

『パスポート番号などを間違えて予約したら終わり』

↑これ、実際にやらかしたことがあります。

 

韓国人と英語で電話しながら取ってもらったときのこと。

その人は私の苗字名前にして入力してしまったんです。

 

≪例≫

正:山田 花子

誤:花子 山田

 

幸いその予約サイトは24時間以内ならキャンセル料が無料だったため事なきを得ました。

そうじゃなかったら倍額取られていたかも。

 

個人手配では航空券を購入するときは、

 

  • 氏名
  • パスポート番号

 

3度見くらいした方がいいです。

 

個人手配で気を付けること

先程のデメリットと少々被る箇所がありますが、個人手配で色々予約・購入するときに気を付けることを書いていきます。

①航空券などを購入する際は名前とパスポート番号を間違えない

そのままです。

 

また、航空会社によっては航空券を購入後、搭乗の前日までに

 

  • パスポート番号
  • パスポートの期限
  • 生年月日

 

などを入力する必要があります。

 

②乗換の時間が十分にあるかどうか確認する

例えば福岡⇔仁川⇔マドリードの航空券を買う場合。

仁川での乗継時間が十分にあるかどうかを事前に確認しなければなりません。

 

仁川空港はターミナル2が新設されて以降、ターミナル間の移動に時間がかかるようになりました。

LCCで仁川に飛び、仁川からは大韓航空マドリード、という場合はターミナル1から2に移動します。

飛行機が着陸してからターミナルを移動し終えるまで最低でも30分かかることを把握する必要があります。

 

仁川のあらゆる謎の答えはこちらにあります。

howtogetlostineurope.hatenablog.com

 

飛行機だけでなく、ヨーロッパをバスや鉄道で移動するときも乗換時間に余裕を持たせてください。

あっちは平気で15分とか30分遅れてきますし、何のフォローもありませんから。

 

③移動日にオプショナルツアーを入れるなど、無茶な日程を組まない

団体旅行だと空港到着からホテルまでバスで移動ということがほとんどです。

添乗員が何から何まで説明してフォローもしてくれるからいい。

けど個人手配の海外旅行は空港から市街地(ホテル)まで自力で移動です。

 

「早朝にヨーロッパに着くから昼からは市内観光のオプショナルツアー入れよう😊」

 

なんて絶対にやめてください。

10kg以上のスーツケースを持って空港から何十分もかけて宿に着いたら普通はぐったりです。

時差ボケもあるしね。

 

私の場合、1週間以上の旅行なら『2日に一つ予定を入れる』ようにします。

一週間以内の旅行であれば『ほぼ毎日予定を入れるけど午前か午後どちらかを空ける』。

 

これくらい余裕がある日程にしないと色々きついです。

まあ海外のホテルで何もしない一日というのも贅沢ですよ。

 

④キャンセル規定をよく読む

これは声を大きくして言いたい。

 

「みんな、キャンセル規定読まなすぎ。ちゃんと読んで」

 

読んでいない人が多すぎでしょ。

海外のホテルは

 

  • 予約した時点で返金不可
  • 30日前からキャンセル料発生

 

など、かなり厳しい規定を科しているところが多いです。

 

航空券もそう。

安いと思ったら返金不可なんてのも普通だし、キャンセル料が往復で3万円以上する航空会社だってあります。

 

個人で予約するときは価格とキャンセル規定をじっくり読んで悪いことはないです。

 

手順

ここからは個人手配のやり方です。

これは飽くまで私の方法であり、人によっては異なりますのでご理解ください。

①航空券を購入

最初にするのはこれです。

カレンダーと睨めっこして、自分の都合のいいスケジュールが決まったら航空券を買います。

 

大体はスカイスキャナーで探して航空会社の公式サイト買うことが多いです。

エクスペディアなどの予約サイト経由だと、欠航したときの対応とかが面倒臭いからです。

航空券は公式サイトで買うに限ります。

 

②ホテルを予約

次にするのは宿の確保。

これは宿泊当日より半年くらい前だと残室が多くて選択肢が広がります。

 

例えば8月にマドリードに泊まろうと思って6月や7月にホテルを検索しても、安くていいところは大体埋まってしまっています。

休暇中の宿を探すのは、どんな人も世界共通で3~4ヶ月前だからです。

半年前に予約する私のような人は極めてまれ😅

 

できれば半年くらい前から検索をかけて候補を挙げておき、5ヶ月前までには予約しておくといいです。

 

③複数の都市を訪れる場合は移動手段を考えて予約する

イタリア旅行でローマ、フィレンツェ、ミラノに行く予定だとして、都市間の移動をどうするかも考えなければなりません。

私がイタリア旅行をしたときは団体旅行でした。

日本旅行が手配したツアーバスでホテルから各都市を数時間で移動できたのでとっても楽でした。

 

自分で手配する際は電車で移動するのか、バスで移動するのか、はたまた飛行機で飛ぶのか、複数の選択肢から選ぶことになります。

これが結構面倒臭いのよね。

だってフリックスバスは渋滞で30分くらい遅れてくるし、

howtogetlostineurope.hatenablog.com

 

電車も平気で遅れるし、ストや事故で止まったりもするし、

howtogetlostineurope.hatenablog.com

 

工事中で路線全部不通になったりもします(経験あり)。

 

例えば都市間を移動する場合、バスがキャンセルになった場合を想定して電車での行き方も調べておくなどした方がいいです。

 

ESTAやK-ETAなどを申請

コロナ以降、渡航前に電子ビザを申請しなければならない国が増えました。

韓国もそうです。

※2023年4月以降必須ではなくなりましたが、申請しておくと入国手続きが楽です。

howtogetlostineurope.hatenablog.com

howtogetlostineurope.hatenablog.com

 

インドネシアも最近?始まったし、EUは2023年秋から導入されました。

etias-web.com

 

航空券とパスポートさえあれば海外に行けていた時代はもう終わりです。

 

⑤空港に行くまでの電車やバスを予約する

個人手配の旅行では、日本国内の空港に行くまでの電車やバスの時間も調べて予約します。

成田エクスプレスやはるかなど、指定席の列車は予約が必要です。

離陸の2~3時間前に空港に着くには何時の便がいいかを調べるのが地味に面倒です。

 

⑥荷物が多い場合は事前に郵送する

荷物が多い人は旅行の前に空港に送ることをお勧めします。

howtogetlostineurope.hatenablog.com

 

10kg以上の荷物を持って階段を上がるとか、エレベーターを探して遠回りするとか、これも地味に疲れます。

空港までが遠い人は是非事前郵送をしてみてください。

 

⑦大黒屋で数万円分両替する

大黒屋は実は両替するのに便利なお店ということをご存知ですか。

 

外貨への両替は空港とホテルと銀行だけだと思ったら大間違い。

大黒屋は少額からでも両替してくれます。

私は円高が進んだタイミングでユーロやポンドをよく買っていました。

(あのときはユーロが123円、ポンドが140円台だったなあ…)

 

両替する理由は、クレジットカードだけで海外旅行はできないからです。

小さな個人商店や広場で絵を売っている人、市場など、現金しか使えないところがやはりあります。

ヨーロッパ旅行なら(ユーロじゃない通貨の国を旅行する時でも)事前に2~3万円分をユーロに両替しておくと便利です。

 

そうすれば、もしクレジットカードを紛失したとしてもしばらくは生きていけます。

 

⑧Eチケットをひたすら印刷する

団体旅行だと美術館や特急電車のチケットも込みになっていることが多く、事前に購入・手配をしてくれています。

その場合は添乗員から受け取るだけで簡単!

ですが、個人手配での海外旅行はEチケットを全て自分で印刷します。

これが結構あって、

 

  • 航空券
  • 空港までの特急列車
  • ユーロスター
  • EU内の航空券
  • 電子ビザの証明書

 

などなど…

2023年春の旅で私は6枚印刷しました。

 

一応、航空会社のアプリで表示できたりQRコードのファイルをスマホに保存したりもしています。

ただし、万が一、万が一にでもスマホを盗まれたら今までの努力とお金が全部パア。

そのため控えとして紙に印刷するようにしています。

 

まとめ

個人手配の海外旅行は色々面倒臭い。

でも自分で旅程を作れる喜びと、いかに安く楽しく移動するか、泊まるかを考えるのはやっぱり楽しい。