先程、ふと過去の記事を振り返ってみました。
howtogetlostineurope.hatenablog.com
初期に書いた記事ってすごい。
文章ぐちゃぐちゃだし誤字多いし駄目すぎる\(^o^)/
ということで今回は大幅に加筆修正して改めて記事として上げることにしました。
大韓航空を使ってヨーロッパを旅行するのって意外といいです。
それではいってみましょう。
関東や関西の大都市圏の人は、成田や羽田、関西を使えば直行便でヨーロッパに行けますよね。
でもそれ以外の地方民にとって、成田を利用すると成田までの航空券が必要な上、前泊や後泊をする必要があって旅費がかさみ、結構面倒です。
地方民はソウル、上海、北京、香港などの東アジアの大都市に飛んでから長距離線に乗り換える方が楽なことが多いんです。
今回は大韓航空をメインにヨーロッパに飛ぶことのメリットとデメリットをまとめます。
【大韓でヨーロッパに飛ぶメリット】
①地方空港でもほぼ毎日ソウルに飛べる。
大韓航空だと往復2~3万円、エアソウルなどのLCCだと往復1万円程度で仁川に飛べます。
②前泊や後泊することなくヨーロッパ旅行が可能。
成田や関空だと午前中発のヨーロッパ行が多いため、地方民は空港付近に前泊する必要があります。
ソウル経由ならその日の内にヨーロッパ行の飛行機へ乗換が可能。旅費を節約できます。
③エコノミーでも座席が広い。
ソウル⇔ヨーロッパのエコノミーの座席間隔は81cm~84cmと比較的広め。
中華系・欧州系航空会社だと79cmが多く、比べるとかなり広くて快適なのが分かりますね。
大韓はほとんどの飛行機に個別の画面がついているのもいいところ。
欧米系の短距離線だとついていないことが多いですが大韓なら日本⇔韓国便でもほぼついています。
④機内食が美味しい。
日本⇔ソウルでも飲物とおにぎりなどの軽食が出ます。
長距離路線では名物のビビンバが美味しいのが有名ですね。
ヨーロッパの航空会社だと味付けや素材がまず美味しくないですが大韓だと機内食も楽しめます。
個人的には大韓のビジネスクラスの食事はTOP3に入る美味しさだと思っています。
⑤新しかったり珍しかったりする飛行機を飛ばしていて航空機マニアには嬉しい。
B777-300、B777-200、A330-200、A200-300など、日本⇔韓国便は新しくてきれいな飛行機が多いです。
また、世界的に珍しい機種を多く飛ばしているのも魅力の一つ。
この記事には、福岡⇔釜山を飛んでいるA220-300についてこう書かれています。
カナダのボンバルディア・エアロスペース社で開発された機材、エアバス「A220」。この機材をアジアで最初に導入したのは大韓航空です。この機材は、大型の窓やLEDムード照明、前世代機を比較して燃料消費量が20%少ないことなどが特徴。現在、この機材を所有している航空会社は、スイス インターナショナルエアラインズ、エア・バルティック、大韓航空、デルタ航空、エア・タンザニア、エジプト航空の合計6社のみだそうですよ。
飛行機ファンにはお馴染みのA380-800も保有していますし、大韓を利用すると飛行機に乗る楽しみが増えますね。
B747-8iについてはこんな記載がありました。
航空機好きにはたまらない、「希少な機種」と言われている大型機ボーイング「B747-8I」も10機所有。B747-400よりボディが長く、シルエットが美しいこと、従来の機材に比べて重量が軽いことが特徴です。
2階建てのB747-8iは2020年夏ダイヤでは行先が少々変わるようで、シカゴ⇔仁川でも運航されます。
⑥深夜にソウルを出発する便を使えば翌朝にヨーロッパに着く。
大韓は中東経由のようなスケジュールでヨーロッパに行くことができます。
現地着が深夜だと、半日も滞在しないのにホテルに泊まらなければならず時間がもったいと感じますが、ソウルを深夜に発つ便に乗れば休暇を一日も無駄にすることなく旅行を楽しめます。
⑦乗継地の仁川で買い物が楽しめる。
待ち時間も楽しめるソウルの免税店は必見です。
ここ数年、欧米でも人気の韓国コスメは特にお勧め。
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クリオのアイシャドウは発色がよく、ラメの具合が絶妙。
『人に褒められるアイシャドウ』です。
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日本未上陸のアーバンデュケイなども韓国で販売されています。
レアコスメの狙うのもありです。
⑧プライオリティパスで仁川のラウンジを使えば成田より豪華なラウンジで寛げる。
プライオリティパスで入れる日本の空港ラウンジはショボイのが多いですよね(;^ω^)
仁川は第1ターミナルで6つ、第2ターミナルで3つのラウンジを利用可能。
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2018年に新設した第2ターミナルのラウンジはどこも快適です(*^-^*)
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ここはプライオリティパス所持者で且つアシアナとスタアラ便に乗る人だけが入れるラウンジ。
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⑨スカイチーム同士の乗継であれば仁川のターミナル間の移動がない。
スカイチームの飛行機はターミナル2、それ以外の飛行機はターミナル1です。
つまり日本→ソウルを大韓、ソウル→ヨーロッパをスカイチームで飛べばわずらわしいターミナル移動をしなくてもいいということです。
KLM、エールフランス、アエロフロート、チェコ航空の便を選べばOK。
⑩大韓航空のアプリが便利で使い易い。
外資系の航空会社のアプリでは大韓が圧倒的に使い易いです。
欧米の航空会社のアプリだとそもそも日本語表記がなかったり、日本語に翻訳されていても「グーグル翻訳を使ったのかな( ^ω^)・・・?」という、ところどころおかしい日本語を目にしたりしますが、大韓はHPもアプリも一貫してそんなことはありません。
デザインもシンプルで可愛いですしお勧めです。
⑪遅延が余りない。
JALやANAに比べれば劣りますが、大韓の定時発着率は世界的に見るとかなり高い方です。
アジア・太平洋地域のランキングでは10位前後であまりよくないみたいですね(;^ω^)
でも欧米に比べたら天国みたいなものですよ。
デルタなんか1~2時間の遅延なんて当たり前ですから。
私はこれまで何度も大韓便を利用していますが、30分以上の遅延に遭遇したことはありません。
⑫プラハ、ザグレブ、マドリードなど、日本から直行便がない路線が就航している。
日本からこれらの街に行こうと思うと、ロンドン、フランクフルト、アムステルダム、パリ辺りの欧州のハブ空港で乗り換えることになります。
そうすると現地時間の深夜に着くことが多いんですよね( ^ω^)・・・
大韓の直行便を利用すれば、日本から行きづらいプラハやマドリードに夕方に到着します。
⑬マイルは10年間有効で家族間でマイルの合算・譲渡ができる。
家族合算のシステムは他のマイレージサービスには余りありません。
ただしこの合算は航空券への交換のみで、座席のアップグレードは対象外です(;^ω^)
⑭エールフランス、KLM、アリタリア、アエロフロート、エアヨーロッパ、チェコ航空、中国東方航空、中国南方航空、チャイナエア、エミレーツ、エティハド、JAL、でマイルが貯まる。
他にもデルタ、アエロメヒコ、ガルーダインドネシア、ベトナム航空でもマイルを貯めることができます。
⑮上位会員になれば優先チェックイン、優先搭乗、ラウンジ使用などのサービスが受けられる。
JALやANAの上級会員は多過ぎて「優先搭乗?何それ美味しいの?」状態ですが、大韓航空のマイラーは日本にほとんどいないため、上級会員になれば日本から飛行機に乗るときは様々なサービスを受けられます。
⑯CAさんが皆モデル並のスタイルで美麗。
学歴社会で有名な韓国の中でも大韓のCAさんはエリート中のエリート。
モデル並に細くて手足が長くスラっとした人が多いです。
男性CAもスタイル抜群でイケメンさんがいます(*^-^*)
狭い機内でストレスフルな空の旅の間、美麗なCAさんを眺めるのは至福のときです。
乗務員だけでなく地上スタッフもきれいな人が多いのも大韓の特徴。
顔で採用しているのではないかと邪推してしまいます(;^ω^)
これは人件費や物価の差でしょう。
閑散期の羽田⇔ロンドンはJALが105,000円~、ANAが138,900円~。
一方、同じ日の大韓は123,700円~。日系航空会社と比較する価値は充分あります。
大韓の安さを利用すべき時期はGWなどの日本オリジナルの長期休暇。
その間、日系航空会社の航空券は軒並高騰しますが外資系はその影響を受けません。
日本からヨーロッパへの直行便がエコでも20万円する中、大韓は半額程度で済むことがあります。
一方、一般的に日本の旅行業界では閑散期にあたる2月は中華圏で旧正月になるため航空券は高くなる傾向があります。文化の違いを把握していれば日本の繁忙期でも安いチケットを見つけることができますよ。
⑱ヨーロッパ行であれば長距離線の搭乗時間を短くできる。
ヨーロッパ(西)に向けて飛ぶとき、成田や羽田発だと往路が12時間40分、復路が11時間40分かかります。
大韓だと往路が12時間30分と東京発と大差ないですが、復路は11時間と少し変わってきます。
ヨーロッパ行の飛行機に乗る時間を短縮する方法は他にもあって、日本に就航していないプラハを経由し、乗り換えて最終目的地まで飛ぶこと。
仁川⇔プラハであれば往路が11時間20分、復路が10時間15分。
面倒な乗換さえクリアすれば地獄のようなエコノミー半日旅行を少しでも短くできます。
【デメリット】
①某ナッツ姫の件で日本では評判がよくない。
韓国というだけで嫌悪感を持つ人は残念ながらいます(;^ω^)
②日本国内⇔ソウルに一日一便しか飛んでいない地方空港がある。
台風や大雪などの影響で欠航になると仁川で乗継できないリスクがあります( ^ω^)・・・
③ヨーロッパ→仁川では空港の端っこに行かなければならないことが多い。
大韓はチェックインも出発ゲートも端っこに設置されていること多いです。
結構歩くことになって地味にしんどいです。
④スカイチーム以外の乗換の場合は仁川でターミナルの移動が必要。
前述したように、ワンワ、スタアラ便に乗り換えるときはターミナル移動が必要です。
仁川は至る所に案内板があって分かりやすいですが、乗換に余裕がないときはちょっと焦るかもしれません。
と言ってもロンドンやパリなんかよりよほど移動しやすいですよ仁川は。
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⑤仁川⇔ヨーロッパでは日本語の機内アナウンスがなく言葉の壁がある。
と言いつつ、簡単な会話であれば日本語が話せるCAさんが多いです。
日本⇔韓国便だと食事を頼むくらいなら普通に会話できます。
欧米線などの長距離線、韓国の空港内では英語か韓国語ができないとストレスかも。
⑥特典航空券に必要なマイル数が多い。
欧米線は往復でエコ70,000マイル~、ビジネス125,000マイル~でないと発券できません。
7月中旬~8月中旬、年末、旧正月はより多くのマイルが必要です。
まあ大韓のビジネスクラスはどれも快適だから仕方ないかなという感じ。
ただビジネスクラスの特典航空券でも比較的少ないマイルで取れる路線もあります。
例えば日本・韓国→モルディブのビジネスクラスが90,000マイル。
日本・韓国→バリのビジネスクラスが70,000マイル。
他にもエコ→ビジのアップグレードで日本・韓国→バリが35,000マイル。
探せば少ないマイルでビジネスクラスにアップグレードができる路線があります。
⑦基本的にプレミアムエコノミーのクラス設定がない。
フルサービスを提供する航空会社やフラッグキャリアは大体プレエコの設置をしていますが、大韓はほぼありません。A220-300にエコに毛が生えた程度のプレエコあるくらいかな。
エコかビジに乗るしかなく、選択肢が少ないのはちょっと微妙ですね。
JAL、ANAも素晴らしいのですが、大韓航空を利用しての欧州旅行もいいですよ。
特に地方在住者には是非使って欲しいエアラインです(*^-^*)