久しぶりにエミレーツの話
今回は久しぶりにエミレーツ航空の話です。
実はこの記事、コロナ前に書こうと思っていました。
しかしコロナ感染拡大で航空需要が極端に減少し、記事を上げることを躊躇していました。
海外旅行需要が完全に復活した今、ようやく書き上げた次第です。
経費削減やらで変わっていたところ
私はエミレーツのビジネスクラスに2017年と2019年に2回乗りました。
howtogetlostineurope.hatenablog.com
その間、たった2年ですが、エミレーツの営業方針は変わっていました。
経費削減が主な変化です。
大型機を大量に注文したりプレエコを導入したり、航空業界では「次は何をやるか想像できない」と日頃から言われるエミレーツ。
知り合いのパイロットも「オイルマネーに物言わせて、やることのスケールが違うよね」と言っていました。
お金持ちエミレーツが行った経費削減とは何か、見てみましょう。
①ナッツのアーモンド率が異常に上がった
2017年にビジネスクラスに乗った時に出てきたミックスナッツは、いろんな種類のナッツが入っていました。
2019年に乗った時はアーモンド率が異常に高くなっていました。
単価が安いアーモンドが占める割合が高くなった=ナッツ代をケチり出したということです。
②ドリンクバーのパイナップルジュースがなくなった
A380のエミレーツのビジネスクラスには座席にドリンクバーがついています。
2017年はここにパイナップルジュースがありました。
あったのはミネラルウォーター、ペリエ、コーラ、パイナップルジュースの4つ。
2019年はそれが無くなり、ミネラルウォーターに変わっていました。
(ミネラルウォーター2本、ペリエ、コーラの計4つ)
ナッツ同様、単価が安いミネラルウォーターに換えて経費を抑えていました。
エミレーツのビジネスクラスは食事やウェルカムドリンクで各種お酒やノンアルコルカクテルを提供してくれます。
そちらは2017年も2019年も大きな変化はありませんでした。
そこで出る飲み物代の方が結構経費が嵩む筈なのにね。
ドリンクバーの飲み物よりワインの種類を減らす方がいいんじゃ…?
③CAが機内食の希望をアイフォンで取るようになった
これは経費削減とは異なりますが、CAが機内食の希望をiPhoneで取るようになりました。
今までは座席番号と名前が書かれた表を持っていました。
それが端末で情報を管理できるようになったのはCAにとっていいことだと思います。
表とペンで両手が塞がるより、iPhoneで片手で操作るる方が断然楽ですから。
コロナ対策を講じたエミレーツの戦略
ここからはコロナ禍やアフターコロナで変化したエミレーツのサービスについて。
どれもお金持ちのエミレーツならではの戦略です。
①エミレーツを利用するとドバイのホテルが一泊無料
エコノミーを含む全クラスの搭乗客にドバイのホテル一泊宿泊券をプレゼント!
これは凄い。
流石エミレーツと言うべきか。
2021年は3泊プレゼントだったような…
エミレーツはキャンペーンの桁が違うよね。
②乗務員が全員ワクチンを受けている
ワクチン接種は個人の自由です。
そんな状況でもエミレーツの乗務員のほとんどはワクチン接種をしています。
アフターコロナの今は最早そんな情報はどうでもいいかもしれませんが、2021年当時のニュースとしては新鮮で衝撃でした。
③機内食はワンプレート
コロナ禍以降、ビジネスクラス以上で一品一品提供していた食事をワンプレートにする航空会社が多くなりました。
乗務員と乗客の接触を少しでも減らすためです。
2021年以降は機内食がワンプレートで提供されていました。
(2023年現在はどうなっているか分かりません)
まとめ
お金持ちのエミレーツですら微妙に分かりにくいところの経費削減をしている。
「次は何をするか分からない」と言われる大胆戦略をまた見たいところです。