日本女性の自己肯定感ってヤツ
日本人、とりわけ女性の『自己肯定感』は世界でかなり低いと言われています。
最新の自己肯定感調査結果に関するNHKの所感はこちらです。
これは韓国、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、スウェーデン、日本の7か国で行われた調査だそうです。
まあ、実際に生活していて日本で女性が虐げられるのはデフォだから仕方ないかなと。
だって、男女雇用機会均等法が制定されて何十年も経つのに男女の平均所得差はちっとも改善されないもの。
今回はヨーロッパ女性が輝いていてステキだなって話です。
日本女性が生きづらい理由
ということで、日本で生きている女性が性別にかこつけて周りからアレコレ指図されることを挙げてみましょう。
- 早く結婚しろ → 結婚願望がない男と不倫する屑男が多いのにどうやって?
- 結婚したら主婦は認めん、働け、家事もしろ → 日本男が一日に家事に費やす時間はわずか20分
- 子供を産め → 晩婚化による男性不妊が多いのに無理
- 妊娠中も働け → 職場でも街中でもマタハラ、お荷物扱い
- 子供をたくさん産め → 産んでも育てるお金が十分にない世帯が多い
- 子供を産んだら働け → 空いている保育園、幼稚園がない
- 時短勤務でもいいから働け → 時短だとフルタイム労働者からお荷物扱い
- でも男性に産休育休は取らせないよ~ → 休んだら昇級なしね!って…
- 親と義両親の介護は女がしろ → 育児と介護と仕事を全部しろってか
働き盛りの世代の女性がこれだけ言われたらそら生きづらくなりますわ( ^ω^)・・・
給与水準もいっそ上がらないしね。
私って何なの?
結婚して子供産んで働いて育児も家事も介護もしなきゃ価値がない人間なの?
ってなるよね。
そして結婚しようと婚活するも、婚活市場では「30歳過ぎた女はババア扱い」。
それを30代の稼ぐ男性が言うならいいんですよ。
40代、50代が言うからキモイの何のって。
本当、日本人男はロリコンだわ。
30代以上の独女は本当に生きづらい国になってしまいました。
上記のような理由から、既婚で子持ちの女性にとっても生きづらいですけどね。
ヨーロッパの女性は輝いて見える
私がこれまでに訪れたヨーロッパの都市では女性が輝いて見えました。
輝くというより自信に溢れている感じ?
イメージとしてはこう。
仕事に就き、オフの時間や長期休暇を楽しみ、パートナーがいる人はパートナーとの時間を大事にする。
そういう人が多いです。
実際は男性の方が家事をしていないとか、家での役割はやはり女性がメインだとかもあると思います。
しかしベビーカーで電車やバスに乗って嫌な顔をされるということはまずありません。
そして結婚適齢期を過ぎて未婚だからって「何で結婚しないの?」なんていうプライバシーの侵害も甚だしい質問をされることもありません。
就活の面接で「結婚・妊娠の予定は?」と聞かれることももちろんありません(言われた経験あり)。
そんなこと言ったらセクハラで一発で訴訟だもの。
女だからって入試の点数を引くことも欧米ではありえない(ただし人種差別はある)。
ロンドンで見かけたベビーカーを押す女性の話
去年ロンドンを訪れたとき、地下鉄の駅構内でベビーカーを押す女性に遭遇しました。
ロンドンの地下鉄は大抵エレベーターやエスカレーターで移動できるのですが、たまたまその駅は地上に上がるのに階段が必須だったんです。
周りに客がほとんどおらず、その女性は私に「手伝ってもらえる?」と頼んできました。
私はベビーカーの持ち上げ方を知らずアワアワしてしまいました。
戸惑う私を困った目で見つめる彼女…
彼女が自分一人で持ち上げようとするところに数人が通りかかり「お、手伝うよ!」と
すぐさまベビーカーを持ち上げて階段を上がっていきました。
私はその様子を見て「ベビーカーの持ち上げ方が分からず戸惑った自分を殴りたい!」と大後悔。
持ち上げ方が分からないとか、そういうのどうでもいいんですよね。
困っている人から声をかけられる前に「手伝いましょうか?」と自ら手を差し伸べないと。
howtogetlostineurope.hatenablog.com
ベビーカーを運んでくれた人達が去ったあと、その女性に謝罪をしました。
「ごめんなさい。手伝いたかったけどベビーカーの扱い方が分からなくて…」
するとその女性は「ううん、いいのよ」と笑顔で返してくれました。
ああ…自分の不甲斐なさよ。
日本の男女差別が嫌だから「自分は絶対にそういう人になるまい」と思っていたのに。
精進します。
イギリスの男性の育児参加
2017年にロンドンに短期留学をした際、男女の家事・育児の話をホストマザーとしたことがあります。
社会人留学に関する記事はこちらから。
howtogetlostineurope.hatenablog.com
ホストマザーいわく
イギリスでもその昔、家事と育児は女性がするものだったのよ…男は仕事さえしていればいいという風潮だった。でも今はパパがベビーカーを押す姿を見ることが多くなったわ。男性が育児に無関心なんて、今考えたらあり得ない。
とのこと。
ですよねー。
実際、そのお家ではホストファザーの方が料理が上手で、オーブンで焼くお肉の味付けになるハーブをこういうのでゴリゴリしているのを見かけました。
日本で見かけるあるある夫婦
一方、日本の男性はと言うと…
先日役所で見た、子連れの若い夫婦はなかなかでした。
受付にいたその夫婦は、ジッパーが空いたリュックをお母さんが背負いながら1歳くらいの子供の手を繋ぎ、お父さんは何も持たずただスマホをいじるだけ。
役所の手続きをするのもお母さん。
なにもしないその男、そこに要るか?
これが日本の男女差別の縮図だな、とひしひしと感じました。
男女差がないヨーロッパの国トップ10
ということでここからは私がヨーロッパで感じた「ヨーロッパの女性は自信溢れるように見える」の裏付けです。
ヨーロッパの女性の画像を探していたらこんなところに辿り着きました。
その名も『男女格差がない、女性にとっていいヨーロッパの国トップ10』です。
このランキングは以下の項目を数値化し、合計得点が高いものを上位としています。
- 男女の賃金格差率 → 低いほどいい
- 女性の雇用率(就業率) → 高いほどいい
- 女性億万長者(10億€以上の資産を持つ人)の数 → 多いほどいい
- 産休中の有給週数 → 多いほどいい
10位 スロベニア(57.50点)
- 男女の賃金格差率 … 27.7%
- 女性雇用率 … 51.4%
- 女性億万長者の数 … 0
- 産休中の有給週数 … 15週
9位 オランダ(57.40点)
- 男女の賃金格差率 … 47.3%
- 女性雇用率 … 57.9%
- 女性億万長者の数 … 1
- 産休中の有給週数 … 16週
8位 イギリス(58.81点)
- 男女の賃金格差率 … 80%
- 女性雇用率 … 56.9%
- 女性億万長者の数 … 2
- 産休中の有給週数 … 52週
7位 アイルランド(59.36点)
- 男女の賃金格差率 … 51.8%
- 女性雇用率 … 52.7%
- 女性億万長者の数 … 0
- 産休中の有給週数 … 42週
6位 フィンランド(59.89点)
- 男女の賃金格差率 … 38.2%
- 女性雇用率 … 54.7%
- 女性億万長者の数 … 1
- 産休中の有給週数 … 18週
5位 スウェーデン(60.87点)
- 男女の賃金格差率 … 28.8%
- 女性雇用率 … 60.8%
- 女性億万長者の数 … 8
- 産休中の有給週数 … 12週
4位 アイスランド(61.42点)
- 男女の賃金格差率 … 40.9%
- 女性雇用率 … 72.5%
- 女性億万長者の数 … 0
- 産休中の有給週数 … 13週
3位 フランス(61.91点)
- 男女の賃金格差率 … 42.1%
- 女性雇用率 … 50.5%
- 女性億万長者の数 … 4
- 産休中の有給週数 … 16週
2位 ノルウェー(63.11点)
- 男女の賃金格差率 … 25.9%
- 女性雇用率 … 60.8%
- 女性億万長者の数 … 3
- 産休中の有給週数 … 45週
1位 ドイツ(68.35点)
- 男女の賃金格差率 … 45.5%
- 女性雇用率 … 55.1%
- 女性億万長者の数 … 32
- 産休中の有給週数 … 14週
補足
男女格差が少ないと言われるヨーロッパなのに男女の賃金格差率が高いじゃん!
とお思いですか。
元々格差が少ない中での比較だからこうなるんですよ。
世界を日本を比べたらこうですから。
まとめ
そりゃ新成人のほとんどが「未来は明るくない」と言う訳ですよ。
女性が輝けない日本。
女性が輝けるヨーロッパ。
テロや重犯罪はほぼない日本。
それらが日常的に起こりうるヨーロッパ。
女性目線からすると、たとえテロが起きようとも語学力や能力がある人にとってはヨーロッパで働いて暮らす方がいいでしょうね。
外国人彼氏とのアレコレを綴るブログも宜しくお願いします。
先週は『犬を飼いたいから結婚できない男』と『彼女の予定を知りたがる外国人彼氏』の二本立てでした。