【結論:ロンドンでミュージカルを見るならオペラ座の怪人がお勧め】
ロンドンの主な観光の1つ、ミュージカル鑑賞。
ロンドンでは毎日多くの作品が上映されています。
以前書いた『ミュージカル4大作品のランク付』という記事があります。
気になったら読んでみてくださいね。
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今回はミュージカルの名作『オペラ座の怪人』をどうしてそんなに勧めるのかを、5つの理由と共に書いてみます。
①話が比較的単純で分かりやすい。
主な登場人物は怪人、クリスティーヌ、幼なじみだけ。
相関図を作るほど複雑でなく、何も考えずに楽しむことができます。
レ・ミゼラブルなんかは話も登場人物も複雑で、英語を完璧に聞き取れる人でない限りはしっかり予習しておかないと予備知識なしではなかなか楽しめません。
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②映画や小説であらすじを知っている人が多く、ミュージカルでも作品に入り込みやすい。
最近はFNS歌謡祭などのテレビの歌番組でミュージカル特集をしていることがあるので表題曲を耳にしたことがある人が多いのではないでしょうか。
それ以外でもフィギュアスケートの曲になっていたり、過去に映画化されたものを見たことがあったりと、物語の大まかな流れを知っている人が多いと思います。
③歌の上手さが分かりやすい曲がほとんどで、見ていて「スゲー!」となる。
表題曲のThe Phantom of the Operaのクリスティーヌは圧巻です。
個人的にはSierra BoggesとRamin Karimlooが歌うのこの曲が好きですが、徐々にピッチとキーが上がっていく曲の終盤は「本当に凄い!」という言葉以外見つからないくらい凄いです。
ハイキーとロングトーンを見事に歌い上げたかと思いきや、悲しい場面では切なくしっとりと歌うクリスティーヌ。
他の俳優さんたちのソロもとにかく上手く、全員で歌うユニゾンは壮観。
ミュージカルに興味がない人でもトッププロの歌には圧倒されることまちがいなし。
④衣装、大道具、小道具が全て美麗で煌びやか。
前述の記事でも書きましたが、オペラ座の怪人の魅力は曲以外では衣装や大小の道具にあると思っています。
スパンコール、ラメ、ベルベット、繊細なローブとレース、バレリーナのチュチュ、金のブレスレット、ネックレス、ティアラ…細かいところまで見ると本当に凄いです。
また、オペラ座の地下を船で渡るときの演出も見事。
平たい舞台がスモークで立体的に且つ不気味に見え、地下水の上をゆったり渡るクリスティーヌと怪人は見所の一つです。
これらの舞台衣装、道具、装置を毎日欠かさずチェックしてお手入れする裏方さんの努力があってこそのオペラ座の怪人です。
⑤フルオーケストラの演奏がたまらない。
日本だとバックグラウンドの音楽はコンピューターから流れることがほとんどです。
ニューヨークもそうですが、本場のブロードウェイミュージカルは基本生演奏。
指揮者が舞台上の流れや様子を伺いながら曲を演奏します。
大道具が完全に移動し終わるのを待ってから指揮棒を振ります。
つまり演者が音楽に合わせて歌うのではなく、オーケストラが俳優の演技に合わせて演奏するんです。
客席前方に座れば、マイクを通してではない生の音を聞くことができます。
いかがでしたか。
オペラ座の怪人を激推しする理由が少しでも伝わればと思い、今回は記事にしてみました。
レ・ミゼラブルは大切な人と見たい歌劇。
オペラ座の怪人はある程度の大人なら誰とでも楽しめる作品だと私は思っています。