ワクチン接種証明書を持たずに飛行機に乗った
3年振りの海外旅行に浮かれていた私は、ワクチン接種証明書を持たずに海外に飛びました。
今回は帰国までのドタバタ劇の一部始終を書いていきます。
福岡空港に向かう途中で
海外旅行に必要なものと言ったらこの3つ。
- パスポート
- 財布
- スマホと充電器
これらさえあれば今までは海外旅行を乗り切れました。
そう、コロナ前までは。
2023年3月時点では、この3つに加えて
- K-ETAなどの電子ビザ(紙に印刷しておくといい)
- 日本のワクチン接種証明書
が必要でした。
(※2023年4月以降、ワクチン接種証明書の携帯が不要になりました)
用心していたつもりが、ワクチン接種証明書を持って来るのを忘れたのです。
福岡空港に行く道中でそれに気づき、たいへん焦りました。
私はこのまま旅立ってもいいのだろうか、と。
福岡空港で
予定より早く福岡空港に着いたため、先人の海外旅行体験をツイッターで検索しました。
するとこんなのや、
帰国〜🇯🇵
— ゆとりせだ医 (@YutoriGene_med) 2023年3月26日
おっちょこちょい野郎だから、ワクチン接種証明書を持ってくるのを完全に忘れてて、冗談なしに韓国から帰れない状況だった😭
奇跡的にワクチン接種証明書の写真があってそれ見せたら搭乗券いただけて、
日本で事情説明したら「写真でも大丈夫ですよ〜」とのこと🤔
マジで帰れて良かった😓 pic.twitter.com/RGkp78jZPs
こんなのを見て、
ワクチン接種証明書を家に忘れてしまい、韓国に足止めになるところだった···。目の前で搭乗券をくしゃくしゃにされて飛行機乗れません!って言われた時はマジで地獄見た。何とか家族に写真撮って送ってもらったから助かったけど、やはりアプリに入れないとあかんね。
— マンジ (@mainichi_iede) 2023年3月16日
もっと焦りました。
だって、証明書の写真がスマホに入っているかどうか、この時点で分からなかったんだもの。
焦りに焦ってziziちゃん https://zizitabi.com/ に相談のメッセージを送りました。
有難いことに彼女も色々検索してくれました。
『証明書の写真で帰国できたツイート』のスクショの添付と共に「こういうツイートがあるよ😊」と言ってくれました。
そこで少し冷静になって考えてみたら、
「Visit Japan Webのファーストトラック申請をした時に証明書の写真をスマホで撮ったじゃん!あのデータを消してなければ…」
というところに辿り着きました。
急いで写真フォルダをあさるとありました。
わー!これで何とかなるかもしれない!
大韓航空で福岡→仁川→ロンドンのチェックインをした時、そのことをスタッフに聞いてみました。
「ワクチン接種証明書を持って来ていなくて…写真ならあるんですけど大丈夫ですかね?」
お姉さんの返答はこうでした。
「確実とは言えないんですが、多分大丈夫だと思います。入国に関しては大分緩くなってきているので…」
うわあああお姉さん有難うう!
その言葉だけで泣きそうでした。
アムステルダムの空港行の電車が不通になった時くらい焦っていたから
howtogetlostineurope.hatenablog.com
ひとまず安心しました。
トランジットで泊まった仁川で
仁川に着いて無事に韓国に入国できたところで、今度はトランジットホテルで証明書の印刷を試みます。
(福岡空港に着く前にコンビニで印刷しておけばもっとよかった)
ここはBooking.comの評価が6.8ですが、個人的には7あってもいいと思いました。
howtogetlostineurope.hatenablog.com
ホテルにチェックインした後、フロントのおじさんに「必要な書類があるから印刷してくれませんか」と尋ねました。
おじさんは「このアドレスにファイル添付してくれたらできるよ」と。
早速私は、ホテルのメールアドレスに証明書の写真を添付して送りました。
その場でおじさんはメールの確認をし、ファイルを開いて印刷してくれました。
なんていい人!
命の恩人!
くらいの勢いで感謝しまくりました。
これで何とか搭乗できそうです。
「最悪、韓国まで帰って来られれば、韓国で搭乗拒否されても仁川で何日か延泊して陰性証明を貰おう」
そこに至りました。
旅の途中で
イギリスやマルタの旅行中、何度かワクチン接種証明書のことを思い出して鬱になりました。
ヒースローで搭乗拒否されたら延泊料金が半端じゃなくヤベーからです。
(仁川なら一泊5,000円で済むけど、ロンドンは最低でも15,000円必要)
それでも予定通りに旅するしかないので、なるべく考えないようにして過ごしました。
まあ、日本人なのにワクチン証明書の有無で帰国できないってのがそもそもおかしい。
外国人になら分かるけど、自国民に対してこれって厳しすぎ。
帰国日にヒースローで
10日間のヨーロッパ旅行を終え、いよいよ帰国の日です。
と言っても仁川で一泊するんだけど。
ヒースローの大韓航空のカウンターにいたのは強面の男性でした。
ここで搭乗拒否されたらどうしようと焦りつつチェックインします。
スタッフ「日本行きか。ワクチンは打った?」
私「はい…」
スタッフ「回数は?」
私「えっ…?」
スタッフ「ワクチンを打った回数だよ」
私「ああ、3回です」
スタッフ「ならOK」
私「(こんなのでいいのか。ラッキー!)」
大韓航空は翌日の便であっても乗継の搭乗券を出してくれます。
howtogetlostineurope.hatenablog.com
スーツケースを日本までスルーして、且つ福岡行の搭乗券をゲットしたらこっちのもの。
仁川ではチェックインカウンターを通ることなく手荷物検査に行けます。
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これで一安心。
無事に帰国できそうです。
結末
結末は意外なものになりました。
本日、4月5日から、日本入国時に空港検疫でのワクチン証明書又は陰性証明書の確認がなくなりましたので、日本人の場合、Visit Japan Webは税関まで提示する必要はありません。
— 河野太郎 (@konotarogomame) 2023年4月5日
河野さん有難う!
まあ自国民が制限なく帰国できるって当然なんだけどさ。
だから感謝するのも変な話。
だけどとりあえず感謝したくなりました。
それくらい嬉しかったです。
まとめ
このご時世、海外旅行で必要なものは随時変わる。
その都度ちゃんと準備しろ。←自分への言い聞かせ